日本トレイルランナーズ協会

News

トレイルランナーの皆さまへ、お願いとお知らせ。2020.04.30

 

緊急事態宣言が全国に拡大されてから、2週間が経ちました。

大会の中止はもとより、個人的に山へ行くことも自粛が呼びかけられています。普段自然と触れ合う機会が多いトレイルランナーの皆さんは、これまでの生活が大きく変わり、ストレスを抱えている方も多いのではないでしょうか?

いま大型連休を迎えていますが、感染拡大防止の為に、山岳スポーツ行為は厳に自粛していただくよう、日本トレイルランナーズ協会からも、トレイルランナーの皆さまへご協力をお願いします。また、自宅周辺でのランニングも「三密(密閉・密集・密接)」を避けるだけでなく、走っていない方や地域住民の皆さんなど、周囲へのご配慮をお願いいたします。

 

そしてこの度、日本トレイルランナーズ協会は、公式のヴァーチャルランニングクラブをSTRAVA上に開設しました。

クラブ名:「日本トレイルランナーズ」

URL:https://www.strava.com/clubs/jtra

 

これは、ランニングを推奨する為に作ったクラブではありません。それぞれ、異なる地域や環境で生活している中で、今一緒に走ることが出来ない今だからこそ、ネットワークでつながり、励まし合える存在になれるようにという願いを込めて立ち上げました。

新型コロナウイルス感染防止のため「三密(密閉・密集・密接)」を避けた場所、他人の迷惑にならず、充分な間隔を空け、マスクを着用する等、周囲への配慮をお願いいたします。
また、どの地域の方も公共交通機関の移動を伴わない、自宅周辺での活動を心がけてください。

 

また、お住まいの地域によっては、家の裏が山の方、公園の方、商店街の方など、状況が異なります。

参加者のランニング場所を特定する行為や、状況を確認せず批判するような事が無いよう、良識的な活用を心がけてください。

 

 

この困難な状況の中でランニングを行うにあたり、一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(CAJ) が提唱している、「5つのガイドライン」をご紹介いたします。
くれぐれもランナー同士責任を持って行動し、新型コロナウイルス感染拡大の防止と最大限の安全を確保してください。

新型コロナウイルス感染症が拡大する今
野外に出るときに
5つのガイドライン

*一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(CAJ) 公式サイトより転載
*CAJ公式サイト:https://outdoorconservation.jp/

 

 

新型コロナウイルス感染症が拡大する今
野外に出るときに
5つのガイドライン

1)まわりの人々の健康と安全を脅かさないこと。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、多くの人々の生命を脅かす重大な事態です。それを念頭に置いて行動しなくてはなりません。政府や自治体が発信する最新の情報をこまめに確認しましょう。ウイルスの感染拡大を阻止するためにアウトドア・コミュニティができる最良の選択は、不要な外出をしないことです。

※日本政府の最新の方針は、厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス感染症について」を参照してください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

2)戸外に出るときは、他者との安全な距離を保つこと。

電車やバスなど公共交通機関での移動や、混雑が予想される施設などの利用は避けましょう。大人数やグループでの行動はNGです。できうる限りの予防的なアプローチを選んで、友人や家族の安全を確保してください。外出するときにはマスクを着用し、常に専門家が推奨する社会的距離を保ち、食事前、帰宅後には、こまめな手洗い、うがいを励行してください。

3)家の近くにある自然を楽しもう。

私たちにとって野外での時間は生活の重要な一部ですが、遠くへ行けば行くほど、他の地域に感染を広めてしまう可能性があります。戸外に出ることの心身へのメリットは、身近な自然に触れるだけでも十分にあることが科学的にわかってきています。今は、できるだけ近所で過しましょう。身近な自然に目を向けることで新たな発見もあり、家族との貴重な時間を過ごすことができます。

4)ケガや病気をしないように慎重に行動しよう。

現在、各地の医療機関は、感染者が拡大してかなり逼迫した状況になっています。救命救急搬送機関も同様です。病院に見てもらう必要のあるケガのリスクのあるアクティビティや身体的に負担のかかる挑戦的な行動は、今はすべきではありません。高齢者や子どもはとくに注意が必要です。

5)休業、休園、閉鎖、中止をリスペクトしよう。

公園やキャンプ場などが休園、休業、閉鎖されているのは、ユーザーの安全と健康を守るためです。オープンしている場所に行く場合でも、フィールドの保全管理、巡回メンテナンスなどに負担をかけないように、ゴミはすべて持ち帰り、トイレは家ですませておくこと。